ウスケバ・ロゴ ウスケバ・ロゴ ウイスキー造りに欠かすことの出来ない「水」そして「樹」。自然の力が生み出す「生命の水」。

2006年10月29日

10月のラインアップ




↑撮影モードを間違えてブレてしまったのですが、いい感じだったので採用しました。

10月28日開催のコニサーズクラブのラインアップ、今回はすべてSMWS(ソサエティ)ばかり、久しぶりに蒸留所はばらばらでテーマは「ピーティーだけどアイラじゃない "Peaty malts but Islay"」です。

1.No.118.2(クーリー) 92.8-03.2 10年 57.6%
2.No.122.3(クロフテンギア) 92.9-04.7 11年 59.7%
3.No.119.4(山崎) 93.4-03.6 10年 58.1%
4.No.11.26(トマーチン) 89.6-03.1 13年 61.9%
5.No.120.2(白州) 88.10-03.6 11年 62.9%

アイラじゃないどころか3本はスコッチですらありませんが、思惑どおり(今回は私の持ち込みネタです)メンバーは当初アイラではないかと勘違いしてくれました。年数も10年から13年と若いものばかりですが、若さを特に感じたのは2と4、わずかの差ながら熟成年数が長いスコッチの2本でした。

メンバーの評価は一番若い山崎の圧勝(私も大好きなモルトなので納得の結果でした)。続いて白州、クーリーの順で、話題になったクロフテンギアは私を含む数人がノーサンキュー、トマーチンは評価が分かれました。素晴らしく美味しいピーティーモルトを造るサントリーの技術(器用さ?)に改めて脱帽しました。  

Posted by ophiuchi at 17:19Comments(10)TrackBack(2)Connoisseurs Club

2006年10月24日

今月のコニサーズクラブ

後で復習される方がいるので詳しくは書けませんが、なかなか面白いテーマだったと思います(人数が少なかったのは日本シリーズが行なわれていたせい?)。山崎白秋さんのテイスティングノートをお楽しみに。

私は先日、名古屋で行なわれたスコッチモルト販売の試飲会で出されたボトルや、SMWS(ソサエティ)のボトルをメンバーに代わって注文していたのがスタンドバーに届いていたので、集金人に化していました。  

Posted by ophiuchi at 11:57Comments(6)TrackBack(0)Connoisseurs Club

2006年10月19日

なぜブラインド・テイスティングなのか?

前にも書きましたように、コニサーズクラブの月例会は毎回ブラインド・テイスティングで、銘柄を伏せたままグラスについだ形でサーブされます(たった1回の例外は特別企画、特別価格で40年、30年、15年、10年のラフロイグのヴァーチカル・テイスティングを行なったとき)。

その理由はいたってシンプルで「面白いから」。といっても銘柄を当てるのが面白いということではなく、蒸留所名などのブランドイメージを頭から排したままテイスティングすると、それまで思ってなかったようなキャラクターを発見できることが多いのです。

登場するのはシングルカスクのモルトが多いので、例えば一つの蒸留所のモルトを5種類テイスティングすると(最近はこのスタイルが続いています)、バラバラではあるけれど共通項が見えてくる。でも、それがたいていは新発見なので、銘柄が当たることはほとんどありません。みんなで色々推理するものの、最後に種明かしすると「へぇ~」ということになります。

ほとんど名前を知られていない蒸留所が高い評価を得たり、ハイランドパークのようなビッグネームがボロボロに近い言われ方をされたりする。「ぱっとしないね」なんて言っていた人が最後に自分が一番好きだったはずの蒸留所名を聞いてパニックしたこともありました。

この楽しさを知ってしまったので、個性の違う何種類かをテイスティングして、それぞれの銘柄を当てるといったような普通のブラインド・テイスティング(?)をやりたいとは、どのメンバーも考えていないと思います。  

Posted by ophiuchi at 15:07Comments(4)TrackBack(0)Connoisseurs Club

2006年10月13日

What's Connoisseurs Club ? 4

毎月のテーマ探しが大変だとStand BarのマスターからSOSが出たのは、たぶん2001年頃のことだったと思います。そして、ソサエティ(SMWS)に入会して、けっこうな数のモルトを買っていた私が最初に助け舟を出すことになりました。

最初に出したのが何だったのか憶えてはいないのですが、「ブルイックラディとブナハーブン」のようなちょっとマイナーなテーマが登場するようになり、もちろん他のメンバーの協力もあって、かなり幅が広がりました。

この頃のテーマで思い出深いのが「石鹸香のするモルト」でした。私がボウモアとグレンギリーで5本集めていたので、てっきりそうだと思い込んでいたのですが、そこにエドラダワーを入れたマスターにすっかり騙されたのです。

ブラインドテイスティングで銘柄を当てるのが目的ではないのですが、成り行きとして会の最後は「さあ、今日のテーマはなんでしょう?」というのが恒例化しました。でもどれだけ続けていてもそうは当たらないもので、私も自分の出し物以外では、隣に座った人と一緒に「クライヌリッシュ」を言い当てたことがあるぐらいです。  

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2006年10月07日

グレンバーギ(06/09/24)

2006年9月24日に開催された時のテイスティングノートを紹介します。筆者は山崎白秋さんです。

モルトの会、テイスティングノート
   2006.09.24  スタンドバーにて

 今月のお題は、「グレンバーギ」である。

バランタインのキーモルトとして有名な蒸留所であるが、シングルカスクとなると、なかなかお目にかかれないモルトのひとつといえよう。

5本のノージングを終えての印象は、先月のダラスデューと同じくウッディーで渋さ、深みがあり、インバネス近くのモルトではないかと感じた。当たらずとも遠からずのロケーションではある。

今回は、あの土屋守シリーズの23年が出されたが、そうそうたるモルトのなかでも一際光っていたモルトであった。

 さて、今回の5本を紹介しよう。

***[NO.1]シグナトリー グレンバーギ 1975-2002 26年  53.7% ***

(香り)トップノートはミントでフルーティー、桃系の香り。しばらくするとスイートでエステリーな香が開いてくる。
      
(味)香りには無かった樽の香りが口にひろがる、さらに渋みを感じ長熟を予感させる。甘味も強いが上質に感じる甘味である。


***[NO.2]キングスバリー ハンドライティング グレンバーギ 23年 54.4% ***

(香り)ツンと硬質な香り、焼けて酸化した印象。やや麦芽風味を感じる。しだいに香りは開いてきて、ミントの香りに満たされる。奥には、さつまいもの皮の香りがある。

(味)まず若さを感じる、さらに甘い含み香がひろがってくる。単調なあじわいでアルコール感が強い。熟成年数からすると物足りない。


***[NO.3]アランジャパン 土屋守シリーズ グレンバーギ 1975-1999 23年 56.7% ***

(香り)エステリーで熟成感がすばらしい。さまざまなフルーツが次々とあらわれる。さらにウッディーな香りがグラスからどんどん湧き出てくる。
 酸味もほどよく感じられ、エステリー感とバランスする。香りだけでも満足してしまうモルトである。

(味) 樽由来の含み香がすばらしい。ぴりぴりとする酸味がこのモルトをシャープな印象としている。
 しだいにすばらしい渋みがひろがり、長熟であることを主張してくる。フルーティーでやさしい甘味もあり、まろやかさも兼ね備えている。


***[NO.4]ケイデンヘッド グレンバーギ 1993-2004 11年 59.8%  ***

(香り)ツンと硬質な香り、酸化して焼けた香り。エステリー香りがなく、アルコール感が強い。しだいに香りは立ってきて、キャラメル香が感じられるようになる。

(味)やはり若さが強く感じられる、アルコール感も強い。熟成不足で硬い味わいである。グレーンウイスキーの印象もある。


***[NO.5]SMWS 71.31  グレンバーギ 1985-2005 20年 60.6% ***

(香り)エステリーかつエステリー、フルーツ香も申し分ない。有機溶剤のMEK系の香りがすばらしい。奥に麦芽風味、若さを感じるものではなくトースティーなもの。
しばらくするとキャラメル香やバニラ香りも立ってくる。バーボン樽熟成であろうか。

(味)ウッディーな味がすばらしい、甘味が少ないがビッグボディ。さらにドライであるが複雑な味わい。たいへん出来の良いモルトである。
  

Posted by ophiuchi at 10:07Comments(3)TrackBack(1)Tasting Note

2006年10月04日

転勤族のオアシス

名古屋には転勤でやって来るサラリーマンや公務員が多く、コニサーズクラブには当初から常に一人以上の転勤族の参加が続いています。第1回からの参加者には国家公務員のTさんがいましたし、Kさんは名古屋からの転勤先、東京から参加してくれたこともありました。

今年の4月に大阪へ転勤したHさんは、数百本に及ぶモルト・ウイスキー・コレクションの引越しに苦労したというつわものでした。現在はちょうどKさんと入れ替わるようにやってきた、同じ苗字のKさんが参加していますが、彼も残念ながら転勤が近そうです。

忘れられないのはアメリカ・ミシガン州からやってきたスティーブです。米国トヨタのエリート社員と思われる彼は、アメリカの自宅にワインセラーならぬモルトセラーを持っていて、スプリングバンク蒸留所にヘイゼルバーン等のカスクを4樽預けてあるという話でした。何となく私が彼の相手を務めることになり、つたない英語で冷や汗をかきながら、色々な話を聞きだしたのも、いい思い出です。

1回だけ参加してその後は現れないという人も多いのですが、転勤族の人たちは定着率が高いように思います。こうしたメンバーが抜けていくのは寂しいけど、月1回のコニサーズクラブは彼らにとって「オアシス」のような存在だったと確信しています(もちろん、転勤族ならぬ私にとってもそうですが)。
  

Posted by ophiuchi at 11:31Comments(1)TrackBack(0)Connoisseurs Club

2006年10月02日

What's Connoisseurs Club ? 3

2年目に入ったころから会の運営は Stand Bar のマスターに委ねられることになりました。何しろ毎月1回開催するのですから、毎月のテーマを探すのが大変で彼の苦難の時代が始まったのでした。

メンバーは、ほぼ同じ顔ぶれの約10人集まってくるので、繰り返す訳にもいきません。なぜ、現在のように単一蒸留所の5本を集めることができるようになったのかは後で書きますが、ボトルの半分以上が残ってしまうことを考えると、売りにくいモルトを出すことは難しいので、どうしてもテーマが限られてしまいます。

色々話し合った結果、メンバーが自分の気に入ったボトルを持ち寄ったこともありましたし、買って失敗だったモルトを持ち寄ってその「不味さ」を競い合ったこともありました。後者のときには私はたまたま入院して欠席でしたがかなり盛り上がったようで、「文句なく一番不味い」と言われたモルトを持ってきた人は、なぜか得意げでした(私の持ち込んだモルトは「美味しい」と不評(?)だったそうで複雑な気分でした)。  

Posted by ophiuchi at 17:26Comments(1)TrackBack(0)History