ウスケバ・ロゴ ウスケバ・ロゴ ウイスキー造りに欠かすことの出来ない「水」そして「樹」。自然の力が生み出す「生命の水」。

2007年06月20日

2007サマーボトリング

名古屋の試飲会は6/24(日)に開催され、私は第2部に参加します。リストが届いたので今回のニューボトルをピックアップします(本部と日本支部それぞれのコメントを引用)。

4.112(ハイランドパーク)24y 55.3% リフィル・ホグスヘッド
 ・絞りたてのレモンとカイエンヌペッパー  ・潮風と爽快なピートのフィニッシュ

4.113(ハイランドパーク)24y 52.7% リフィル・ホグスヘッド
 ・寝んねこ、ホギー ・ヘザーピートの温かな余韻

1.135(グレンファークラス)36y 54.7% シェリー・バット
 ・贅沢で滑らかなスパイス ・ダークチョコレートの中にシナモンのスパイスが複雑に絡む

11.28(トマーチン)16y 55.3% リフィル・ホグスヘッド
 ・甘い小雨 ・りんごの甘い糖蜜

24.97(マッカラン)16y 57.0% シェリー・バット
 ・にこやかにきらめく瞳 ・オロロソシェリー風味の中にビターオレンジが漂う

37.34(クラガンモア)14y 60.6% リフィル・バット
 ・バリンダロッホの安らぎ ・素晴らしい2ndリフィルシェリーカスク

76.51(モートラック)10y 60.9% リフィル・バレル
 ・フルーツと噛んだ鉛筆 ・優しく香るパイナップルシロップ

29.59(ラフロイグ)17y 58.9% リフィル・バット
 ・勝利のマリッジ ・やわらかいホットスモークサーモン

53.110(カリラ)10y 59.9% リフィル・ホグスヘッド
 ・港の側の爆発 ・まさしくスモーキーベーコン

ニューボトルは以上9本。これ以外に先にメールで案内されたクォータリーボトリングが2本。

1.134(グレンファークラス)36y 53.0% シェリー・バット
 ・筆舌に尽くし難い至福 ・圧倒的なレーズンとプルーン

7.37(ロングモーン)38y 53.6% シェリー・バット
 ・悩殺的 ・シェリーとスパイス、オレンジが溌剌としている

今回はビッグネームが揃ってますね。クォータリーの2本が出てくるとすれば長熟ものが多く、これだけで会費の元が十分にとれます。個人的にはハイランドパークの2本と、マッカランに期待してます。  

Posted by ophiuchi at 17:05Comments(2)TrackBack(0)SMWS

2007年06月18日

グレンリベット(07/5/27)

グレンリベット
山崎白秋さんからいただいたテイスティングノートを掲載します。


モルトの会、テイスティングノート

2007.05.27 スタンドバーにて

 今月のお題は、「グレンリベット」である。

 言わずとしれた、ビッグネームの中のビッグネームである。ベースとしてはバーボン樽を使用し、きわめてフルーティー、というのがオフィシャルボトルの印象である。ところがボトラーズものとなるとこれがあてはまらない。特に長熟になるとシェリー樽のきわめてこってりしたものが多くみられる。

 今回の5本もまったく正体不明で、最後にオフィシャルの12年が出されるまでは蒸留所を判断する糸口さえつかめなかった次第である。

 さて、今回の5本を紹介しよう。

*** [No.1] スコッチモルトセールス グレンリベット 1979 26年 49.1% ***

(香り) フルーティーかつ甘い香り、フルーツをともなう軽めのエステリー。わずかに麦芽由来の風味とトースティな印象。ハイピッチな酸味が心地よい。
 しだいに熟成が開いてきて、1時間がすぎてもなおキャラメル香をともなうまったりとした熟成香がすばらしく発散する。

(味)  素晴らしくウッディーでフルーティー。きわめて濃い味。シェリー樽熟成ではないモルトでこれほどこってりしたものはめずらしい。
 心地よいにがみが長熟を主張する、ひとこと「うまい長熟モルト」と言ってしまおう。グラスからいつまでもバニラの残り香が消えることは無い。


*** [No.2] SMWS 2.60 グレンリベット 1988-2005 16年 56.7% ***

(香り) フルーティーかつ爽やかなミントが香る。酸味をともないアンズの個性。上品ではあるがやや物足りない。

(味)  ドライ、追って酸味の味わい。フィニッシュはハッカ。加水すればフルーツがひらいてくる。


*** [No.3] SMWS 2.62 グレンリベット 16年 57.8% ***

(香り) ワイン樽あるいはブランデー樽で熟成されたような香り。しだいにまったりと包み込まれるような印象となる。
 しばらくすればフルーティーでエステリーが開いてくる。奥にはかすかな荒さがあり、いまひとつの熟成がほしいところである。
 さらに時を経ればキャラメルや梅の香りも感じられるようになり、きわめて複雑な香りと言える。

(味)  アルコール感がありドライである。やや砂糖水。香りからくる味わいは感じられない。


*** [No.4] シグナトリー グレンリベット 238/384 1976-2005 28年 57.5% ***

(香り) トップノートはミント、次に爽やかなフルーティーが広がる。しばらくグラスをまわしていると、まったりとした香りが広がってくる。軽い酸味もありバランスがよい。
 さらに時間がたてばウッディな熟成香に満たされる。

(味)  意外にドライでアルコール感を伴う。やはりミント、ハッカが感じられる。


*** [No.5] キングスバリー グレンリベット シェリー 622/698 1971 51.1% ***

(香り) 濃いシェリー香、ただしこげたゴムは無い。しばらくすると上品なエステル香が感じられるようになる。さらにブドウ系のフルーツが色濃く香る。十分に時間を取るとキャラメルの香りも感じられる。

(味)  口にふくむとまず醤油の個性。そのあとカカオマス。ややえぐみが感じられる、シェリーの個性はあるが、それほど強いものではない。ただしイオウは感じられる。
 甘さもほどほどに感じられ、ほぼビッグボディ。

  

Posted by ophiuchi at 16:42Comments(1)TrackBack(0)Tasting Note