2008年04月26日
モルトマニア格付けチェック!その4
先月の問題は「どちらがモルト?」、シングルモルト(クラガンモア12年)とブレンデッド(フェイマス・グラウス)の違いが分かるかどうかというものでした。これが意外に難問だったようで、正解者の方が少ないという結果で、ここまで4問連続正解は山崎白秋さんと私の2人になってしまいました。今月(4/27)はStand Bar マスターからメールが届き、「今月の格付けはとても簡単です。初の全員正解めざしましょう」とのこと。何だかかえってプレッシャーがかかるなあ…
2008年04月22日
コニサーズクラブ(08/3/23)テーマ「ロングロウ」
山崎白秋さんからいただいたテイスティングノートを掲載します。モルトの会、テイスティングノート
2008.3.23 スタンドバーにて
今月のお題は、「ロングロウ」である。
ロングロウ、言わずと知れたスプリングバンク蒸留所のセカンドラベルである。通の間でも人気の高いブランドであり、アイラモルトとはスタイルのちがうピートをほどよく利かせた個性が人気の秘密ではないだろうか。
そんなロングロウであるが、なぜか私のまわりでの評価は芳しくない。比較的若いモルトが多いせいもあるのだが、モルティー、トースティー、若い、青い、雑味、そんな印象が拭い去れない。
ところが今回の5本は、かなり良いものが揃ったようである、比較的色が濃いものが多く、シェリー樽の関与があったのかもしれない。
さて、そんなモルト5本を紹介しよう。
*** [No.1] テイストスティル ロングロウ 1/188 1992-2007 49.1% ***
(香り) トップノートはミントとハッカ。しだいにフルーツ香が開いてくる、非常にエレガントな香りである。さらに時間をおけばハチミツの香りも感じられる。
(味) ピリピリとからい。シャープな味わいではあるが、やや湿気たところもある。
*** [No.2] ロングロウ ウッドエクスプレッション トカイウッド 1995-2005 10年 (オフィシャル) 55.6% ***
(香り) シェリー樽のファーストフィルであろうか、ややこげた香り。しだいに黒糖の香りで支配される、ラム樽熟成か?
さらに時間がたてば、エステリーな爽やかさとヌカっぽい重たさを感じるようになる。最後にピート香で締めくくられる。
(味) こげたゴムと湿気た含み香。酸味がありそれほど嫌味となっていない。
*** [No.3] スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ(SMWS) No.114.6 1990-2007 17年 56.1% ***
(香り) ミディアムボディ。酸味、フルーツ、甘さ、ウッディネスがバランスしている。中程度のピート香と十分な熟成感。香りの傾向はリフィルシェリーか。
(味) 口に含んだ瞬間のエステル香が心地よい。しだいに香ばしく変化する、軽いピートをともなう。ピリピリ感が強い。
*** [No.4] スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ(SMWS) No.114.5 1990-2005 14年 56.9% ***
(香り) まず酸味が香り、しだいに素敵なエステル香に満たされる、有機溶剤系の熟成香もすばらしい。まったりとボディも厚くフルボディに近い。軽いピート香、リフィルシェリー熟成の個性。
(味) 香ばしい風味、こげたゴムはない。やや湿気た含み香。しばらくすれば甘みを感じるようになる。中程度のピート。
*** [No.5] ロングロウ 1993 13年(オフィシャル)57.1% ***
(香り) 柑橘系のフルーツの香り、ややドライで香りの立ちが遅い。しだいにエステリーが開いてくる。
(味) 硬質な香り、旨み成分が多い。甘さが広がり、さらに香ばしい香りが味を引き締める。酸味があり旨みと甘さとバランスする。最後には、やや若さを感じることとなる。
★モルト価格ランキング★
(ミラーサイト)Wikiモルトウイスキーカタログ
ネットショップで手に入るモルトウイスキーを価格順にリストしました。
※ネットショップで買えるロングロウのリストはこちら(更新しました)
※各種ロングロウのテイスティングノート(モルトクラブ)
2008年04月07日
SMWS スプリング・ボトリング試飲会(08/3/9)
SMWS 2008 SPRING BOTTLING Tasting in Nagoya
Bar Barns 2008/03/09
山崎白秋さんに書いていただいたソサエティ(SMWS)試飲会のテイスティングノートを紹介します。*** ボウモア 3.134 7y 59.5% ***
(香り) 若く硬質な香り。中程度のピートが感じられる。しだいにキャラメル香がでてくる。
(味) 香草をともなったピート。若く、味の数が少ない。
*** スプリングバンク 27.67 12y 54.2% ***
(香り) 甘い香りが漂う。キャラメル香由来の熟成感。硬い香りでやや若さを感じる時もある。
(味) こげたゴム。湿気た含み香。口にまとわりつくオイリーな印象。
*** ラフロイグ 29.62 16y 57.0% ***
(香り) ピート香が非常に強い。フェノールやジャーキーな香りもストレートである。軽い酸味をともなう。
(味) ピートが口いっぱいに広がる。酸味が心地よく、ピートが強く単純に感じるが味の数は少なくない。
*** グレンロセス 30.52 27y 51.7% ***
(香り) 深々とエステリー。ウッディーでまったりとした香り。十分な熟成感、キャラメル香も感じられる。バランスも取れていてよくできたモルトである。たいへん心地よい時間が流れていく。
(味) 味はミディアムボディではあるが、幾重にもフルーツが現れ複雑。必要十分な熟成感。
*** ストラスアイラ 58.13 34y 50.3% ***
(香り) トップノートは酸味とフルーツ。しだいに深い熟成感で満たされる。奥には軽いピートが感じられる。
(味) 熟成感は大、しぶみがたいへん心地よい。いがいがと軽いピートが現れる。フルーツの饗宴で非常に複雑で、味の数がたいへん多い。
*** グレンスコシア 93.27 15y 61.3% ***
(香り) まったりとふくよか。イガイガと軽いピートをともなう。アルコール感が強い。
(味) やはりアルコール感が強い。シャープでドライ。単純な味わい。
*** オスロスク 95.07 9y 58.1% ***
(香り) 若草の青い香りがひろがる。ドライ、香りの数は少ない。
(味) トースティーかつモルティ。ニューポットの甘い含み香。
*** トーモア 105.10 21y 57.2% ***
(香り) ライトで爽やかなフルーツ。軽いピートをともなう。
(味) 酸味が心地よい。香りとはうって変わって深みのある味わい。濃いフルーツ。口の中でピリピリはじける。
*** アイル・オブ・アラン 121.22 11y 58.0% ***
(香り) パウンドケーキ、焦がしたシュガー。いがいがと軽いピート。キャラメルの甘い香りで満たされる。
(味) やはりキャラメルは強い。まったりとして甘い。醤油の個性もある。やや湿気た印象はシェリー樽の個性か。







